最強を目指す健康褐色少女マオは、相棒の少年テオと共に、強力な魔獣が闊歩する霊山『ブランクモント』で鍛錬するために『アナタイル王国』にある田舎町『ユールコーラム』へとやってくる。しかし、『ユールコーラム』は治安が悪いことで有名な町だった。道具屋のボンブや他の冒険者達から性的な目を向けられる中、無知なマオは綺麗な体のまま鍛錬を終えることが出来るのだろうか・・

これはある次元のある宇宙に浮かぶ緑豊かな星で、最強を目指す格闘少女のマオと、相棒の少年テオが紡ぐ小さな物語。

舞台となるのは領土を巡る争いの落ち着いた王国『アナタイル』。
この王国は現在、冒険者達による特需景気によって沸いていた。

王国北部にある霊山『ブランクモント』。
潤沢な魔力に満ちたこの霊山の地下に、巨大な迷宮が発見されたのだ。

数日後、アナタイル王国はこの迷宮が古の神を信仰していた古代王国のものであるという情報を公開する。
その情報を目にした冒険者達は、今だ迷宮に眠っているであろう滅び去った古代王国の宝物を求め、こぞってアナタイル王国へと押し寄せた。

そんな中、二人組の年若い冒険者達がアナタイル王国へと足を踏み入れる。
それがこの物語の主人公、マオとテオの二人だった。

ブランクモントは濃い魔力の影響で、強力に育った魔獣が闊歩している。
特に、山の内部はより高濃度の魔力に満ちており、その傾向は標高が高くなればなるほど顕著になる。
そのため、最大級の危険度を誇る山としても有名であり、二人はより高みを目指すために修行の場を求めて訪れたのだ。

しかし、巨大地下迷宮の発見によって国中の宿が埋まってしまい、二人は治安の悪いと有名は街、『ユールコーラム』に滞在することになってしまう…。
そこには、隙あらばマオの健康的な肢体を犯し尽くしてやろうと狙う男達が大勢居たのだった…。

無知っ娘マオと堕落の街