そこに一つの壁穴があった……。

――俺と結佳利<ゆかり>が付き合い始めて半年の月日が流れていた。
結佳利は才色兼備の社長令嬢。かたや俺は何の取り柄もない平凡な学生。
どう見ても不釣り合いのカップルだが、おかげさまで順風満帆な交際を続けている。

結佳利に憧れる生徒は男女問わず多い。
だが彼女はその落ち着いた物腰と家柄から、高嶺の花として距離を置かれていた。
……本当の結佳利の素顔は、クラスメイトの女子達と変わらないごく普通の女の子なのに。
だけど、それをわかってくれるのは俺だけでいい、と結佳利は微笑んでくれている。
真面目で慎ましくて、そして奥手で照れ屋な可愛い結佳利。大好きな俺の彼女。
俺は一生結佳利を大事にしようと心に誓っていた。

ある日の帰り道、俺はさらなる進展を望むべく結佳利に声をかけた。

「なぁ結佳利、この後うちに来ないか」
「え?」
「……今日さ、親が二人とも泊まりでいないんだ」

結佳利の頬が赤に染まる。

「か、和くん、それって……」

その時、俺たちの目の前で一台の高級車が止まった。
車から降りてきたのは、スーツに身を包んだサラリーマン風の若い男。

「久しぶりだな、結佳利」

そう言って、男は眼鏡の奥の目を細めた。

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順風満帆な交際をしてきた大事な彼女が、
自分より何もかも格上の男に強引に奪われ、愛欲に溺れていく姿を
ただ見せつけられるしかない絶望の物語…

不器用な彼女 ～壁穴の向こう側～

オリジナルのテキスト付き寝取られCG集です。

物語は主人公視点とヒロイン視点を交えて進んでいきます。
本作は準和姦寝取られです。
ヒロインは寝取り男の力に脅かされ、快楽に溺れ、情にほだされ――
そして体だけでなく心まで奪われてしまいます..