今日もまた、とある旧家で遺産相続がらみの殺人予告が行われていた。
例によって例の天才少年が犯人特定推理をしている。

いつもと違うのは、城島ケンジというチャラ男が幼なじみの◯雪に色目を使い続ける事だった。

「金田一くんさ～ずいぶんと余裕だけど・・・気にならないの?　ケンジと美雪ちゃんの事・・」

相続人の一人の女性に警告を受ける金◯一…

清楚系ビッチの事件簿

しかし、金◯一は安心しきっていた。
◯雪は、いつもケンジを避けるようにしている。
ケンジに口説かれる度に金◯一の後ろに隠れるほどだった。

金◯一と二人きりになった時でも
「何なの!あの人はっ　ず～っとムネとか見て!　イヤラシイったら!」
「遠縁とはいえ、親族が亡くなったっていうのに!モラルのカケラもない人っ!
私、ああ言う人っ　大っ嫌いっつ!」

少し過剰ではないかと思えるほどにケンジを嫌っている。

ケンジとの仲を警戒するどころか、自分が将来、迫った時の事を想定しながら
◯雪の貞操観念の強すぎることを懸念する始末だった。

やがて、推理に集中し始めた金◯一は、夜は爆睡する事が続くようになる。

しかしある日の夜、睡眠を整えて美雪の部屋を訪れるとそこには信じられない光景が…