『ぼく』の手の届かないところで開発されたおさななじみの姿と、それをみせつけられる『ぼく』のなすすべない様を、おたのしみください…
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雨傘日傘事務所
ヴァージン・ロード/ 城砦主に自らの『初夜』を謙譲される可憐な花嫁たち..
ハイランド帝国領における初夜権謙譲の慣習について
古くは大陸全土に慣習としてあった初夜権謙譲の慣習
大陸全土に現在の国ほど大きな規模のまとまった集団がなく
各地域の領主が自らの富と力で土地と民を守っていた頃の慣習で、
現在では、領内に隣国と接した隔壁を擁する
国境領においてのみ、領令義務として課せられている
領下に婚儀を迎える家の新郎が
自らの新婦を領主に一晩さしだす、というものだ…
エッロ同人 嘘つきナレットの優しい暗殺者 アイロンウッドの街に織り成す暗殺者と騎士、魔女と麗人の4名4色、それぞれの立場と彼らが一緒だった日々を綴りました
暗殺者よ
私はお前に呪いをかけた
呪いはお前の耳から全ての真実を奪うだろう
心しろ
今日より後
お前は虚偽をのみ耳にして生きるのだ
けれどもし
お前がもしか
虚偽に満ちたお前の世界でなお
たとい一片にも真実を見つけることができたなら
そのときは
もとより真実を必要としないお前に
私を殺してくれたお前に
この呪いは私からの贈り物
■街全体を二重の隔壁が囲うハイランド南端の城塞街アイロンウッド。
そこに貴族付きの絵師として暮らす暗殺者スティラ・クーに最近、知り合いが増えました。
2ヵ月後、城塞で開かれる夜会に隣国ニフルヘイムから招待された眼鏡の騎士と、
そのパートナーとして彼に同行した古都衣装の麗人。
彼らに振り回される日々がスティラの酒量を順調に増やします。
そして今日は土曜日。
貴族サングリアの元へ嫁いだ幼馴染のナレットが
今週もスティラの世話を焼きに帰ってきます。
アイロンウッドの街に織り成す暗殺者と騎士、魔女と麗人の4名4色、
それぞれの立場と彼らが一緒だった日々を丁寧に綴りました。
城塞街のお屋敷にゆっくりと過ぎる彼らの時間を、楽しく眺めていただければ・・・・