結婚記念日の夜に

次の金曜日は結婚記念日。
夫は毎年その日には仕事をいれず、夫婦で祝っていた。
今年も夫と息子のピーターで記念日を祝おうと思っていたケイトだったが・・・・

大事な商談があり多忙な夫は「土曜日に帰る」と出張に出かけてしまう。

彼女は「仕方が無い」と自分に言い聞かせながらも
実は夫が記念日のことを忘れてしまったのかと不安になる。
ここ最近は夫と一緒に時間を過ごせない日々が続いていたので、彼女は落胆した。

そんな寂しさが募っていくにつれ、いつも身近にいる使用人のユアンを初めて「男」として意識していく。
そして彼もまた、ケイトのことを密かに想っていたのだった・・・