■ストーリー 女系家族に生まれた主人公は姉妹たちにないがしろにされて生きてきた。 しかし、就職や進学で姉たちが家を出て行き、主人公にも安らかな日々が訪れる。 唯一家に残った妹の湊(みなと)のガサツさにため息をつく時もあるが、 幼なじみのゆかりが世話をやきにきたり、自堕落にも楽しい日々を過ごしていた。
しかし、転機は突然やってきた―
春休みを迎え、父が引き取った妹、海音(あまね)が現れる。 主人公は大人しい海音を歓迎するが、彼女は主人公を前世の恋人と呼ぶ電波系だった。 しかも、主人公がもっとも苦手とするしっかりものの妹、円(まどか)が家に帰ってきて、 家庭内の決定権を奪われてしまう。 そして一緒に過ごしていた妹の湊は、もともと主人公のことをナメていた。 主人公は幼少のころの体験と女性経験の少なさのせいで、 女である妹たちにきつくあたることが出来ない。 だが、これでいいわけがない。
家庭内の力関係がますます微妙になってきたところで、 妹達を見返してやろうと主人公は兄の威厳の復活を画策する。
今ここに、妹たちに対するお兄ちゃんの革命が始まった!!
■登場キャラクター ●友里円(ともさとまどか) 寮から実家に帰省してきた妹。兄に対してそっけないが他意はない。 何かと注意されるので主人公は苦手意識を持っている。 帰省してから一日で家庭内での主導権を握ってしまう。 本人は兄をないがしろにしているつもりはなく、妹として兄を支えているつもり。 主人公は兄として接しようと努力するが、結果失敗し、 円は兄の失敗となった原因をこと細かく説明する。 本人に悪気はないのだが、兄は余計立場がなくなる。
●友里海音(ともさとあまね) 新しく家にやってきた妹。 転校を繰り返してきたため、過去に苛めを受けた経験がある。 そこからの現実逃避の手段のためオカルトや占いに凝りだす。 主人公に一目ぼれして、前世の恋人だと確信する。 現世では兄妹の関係になってしまったのは、魔女の呪いだと主張。 兄が家庭内で立場がないことを察知して、それを慰めようと近づく。 兄の全てを受け入れようと母性的な一面をみせるが それも兄を篭絡するための方便。言葉巧みに兄を誘惑してくる。
●友里湊(ともさとみなと) 主人公のもっとも身近にいる妹。 基本的には兄との関係は良好、そのノリは気安い男同志のツレそのもの。 ずっと一緒に居るため、兄のことを男としてみてない。 遊び相手としてのポジション。 兄貴に対して遠慮なし。妹に振り回される兄という構図。
●霧崎ゆかり(きりざきゆかり) 主人公のことを兄として慕う同じ学園に通う幼なじみの後輩。 生活能力のない元気系の妹と兄のために、炊事洗濯などの家事を自発的に担当する。 姉妹が増えたことで、自分も主人公の家に寝泊りすることに。 よそ者である自分がおしかけてきたけじめとして彼女は、庭先にテントを張って寝泊りする。 そういう意味では非常に頑固な性格であり、兄である主人公はそのことで悩むことになる。 主人公のことが好きで色々と支えようとしている。 妹という理由だけで傍に居る新しい妹が心の中では気にいらないが直接は言わない。 親からお小遣いを貰うことを良しとせず、バイト中。 |