slive チャットde寝取らレター

この不景気のなか、なんとか無事就職することが出来たぼくは、同棲していた大学生のカノジョ「ユキ」を置いて地方に赴任することになった。

「遠距離恋愛だって大丈夫。今の時代、インターネットでビデオチャットだって出来るんだから」

事実ぼくらは、東京にいたころと何も変わらなかった・・・

毎週末、お風呂上りにお酒を飲みながらビデオチャットをして、たわいもない会話で盛り上がり、朝になったらPCの前で寝た。

「来年になったら卒業して、私もそっちに行くね」

工場とコンビナート以外何もないこのつまらない街の生活も、カノジョが来てまた一緒に暮らせると思ったら、きっと楽しいものになる。

だからぼくは幸せだった。

幸せすぎて、すこしずつ彼女の様子がおかしくなっていたことにすら、全く気づかなかったんだ。

あの日、チャットをするまでは…。