この物語のヒロインは、ソフィアと申します。

ソフィアは、女僧侶として暫しの修業を終え、初めての冒険に向けて
町で新たな仲間を探しているのでありました。

そんな時、とある勇者様を含むパーティーと出会ったのです。

勇者様は、優しい声で言いました。
「明日の朝早くに町を出て、森に潜むモンスターたちを退治しに行くのだけれど、
君も一緒に来ないかい?報酬は出来高だけれど、僕たちがフォローするから大丈夫。
それに、僕たちは百戦錬磨の凄腕パーティーなんだ。
安心してついてくればいいと思うよ…

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ソフィアは、初めての冒険に向けて不安であったものの、百戦錬磨と豪語する勇者様に
声を掛けられたことで、「これで私も一人前だわ」とワクワクした気持ちで一杯なのでした。

その日の晩は、そんな期待感からか、ソフィアは、なかなか寝付けず、
次の朝の集合に遅れてしまいます。
「いけない私ったら……せっかくお誘い頂いたのに……はぁはぁ、まだ追いつけないわ」
夕刻迫るころ、ようやく洞窟の探索に入ろうとするパーティーに追い付きました。
「流石ベテランの皆さんだわ……やっと、追いついた!よかったぁ～……ゆ、勇者さまぁ―!」

声を掛けようとしたその時、背後から未知の触手によって囚われてしまうのであった…